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Monday, June 16, 2008

「何故、有馬温泉で米プロジェクト?」とよく聞かれる。
有馬温泉の関係者である私自身が言うのもおかしいかも知れないが、有馬は関西の奥座敷として全国的に知られている温泉地。
その温泉地が何処でも手に入る食材の米を使って観光振興を図ろうとしている事が、直ぐには理解できないのだと推察できる。

国内旅行が低迷していると言われているが、日本における観光の経済的効果は、旅行などの直接効果だけでも年間約20兆円を超えており、その波及効果を含めると約9兆円にも上り、国内生産額の5.4%を占めていると言われている。

現在、有馬温泉旅館協同組合は「泊食分離」を推進する事で活性化を図ろうと考えている。旅館で宿泊というと1泊2食付きという料金システムが一般的。「泊食分離」とは一般の人には聞きなれない言葉だが、旅館の宿泊料を部屋代と食事代とに、ホテルのように分ける料金システム。
この導入には色々な課題や問題点がある。
例えば、旅館では料理人や客室係を抱えている。
秘湯の宿などでは旅館以外では食べる所もない。

しかし、国土交通省や観光関連業者は、下記のメリットがあるため、「泊食分離」を導入すべきだと考えており、そして、私たちも有馬温泉の立地条件を考えれば導入は可能だと考えている。

「泊食分離」のメリットとして下記の4点が考えられる。

1)ニーズの多様化に対応できる。

例えば、美味しいものを食べたいから宿泊料の安い所に泊まる。
仕事を終えてから有馬温泉に来て居酒屋で夜食を食べ格安の宿泊施設に泊まる。逆に、ゆっくりしたいから少々宿泊代が高くても良い所に泊まるが、健康の為にちょっとしたレストランでヘルシーな食事をする。
または、宿泊代だけで長期滞在する。
以上のような幅広いニーズに対応できる。

2)インバウンドの推進

現在、国策として外国人観光客の誘致が挙げられるが、私達が外国旅行をしても現地の料理ばかりだと飽きが来てしまう。
外国人観光客にとっては、毎食日本料理だとつらいと想像できる。
外国人客誘致の障害になっているのは旅館の料金システムだと言われている。

3)提供側と消費者のミスマッチを避ける

最近、フランスの格付け誌「ミシュラン・ガイド日本版」が発刊された。
旅館はサービスと施設と料理が一体となって評価されるが、もしも施設は三つ星だが、料理は一つ星というように旅館の評価を分ける事が出来れば、宿泊客と提供する旅館とのミスマッチを防ぐ事が出来る。
そうすると顧客満足度が向上し、結果的に国内旅行のニーズが高まると考えられる。

4)地域再生

各地で旅館の不良債権処理が行われているが、それは、あくまでも一つの施設の再建で、その次に不良な施設が成り立たなくなっていく。
それよりも「泊食分離」を地域全体で行う事によって、宿泊のみに特化する所や料理などの強みを生かして特化する施設が出来る。
街中の飲食店に旅館の宿泊客が出かける事で、温泉街全体の活性化に繋がり、結果的に地域再生に繋がると考えられる。

宿泊客が自由に自分達の食べたい所で、好きなものを食べる事が出来るようになると、より美味しいものをより安く提供する競争が食事を提供する施設間で起る。
他所では食べられないメニュー開発も不可欠になる。
良い意味での競争の結果、「有馬温泉はどこに行っても美味いものが食べられる」というようになれば、有馬温泉の集客力は増すだろう。

宿泊旅行の調査で、旅行目的の第1位に2年連続でランクされたのは「美味しいものを食べる」である。
それは温泉や露天風呂よりも重要視されている。
観光地にとって誘客強化の為には「食」の部分での継続的な努力が必要とされている。

観光に関する調査・研究および情報発信を目的とする“じゃらんリクルートリサーチセンター”から「有馬温泉で何か活性化の実験をやりたい」という話が寄せられた。

センターには宿泊施設やじゃらんの顧客から数多くの情報が集まるが、課題を課題として放置しておくのではなく、専門家を招いて試行実験を行う事で結果を出し、それをフィードバックする「とーりまかしプロジェクト」を行っている。
トレンドやニーズを的確に把握して、観光業界全体の活性化を考えている。

例えば、「旅館の食事は、何故美味しくないのか?」というテーマを掲げ、ある温泉地の旅館を舞台にマクロビオティックの料理を展開したが、それに至るプロセスや顧客の反応などをレポートし、良い結果を上げた実績がある。

そのような下地があって、今回、有馬温泉で米を取り上げる事になった。

日本における米の消費は、昭和40年代に比較して著しく減少している。

今回、米を単に「ご飯」として提供するのではなく、別の食べ方で提供する事で、米の消費拡大を目指したいと考えた。

玄米や米粉を使ったメニューを開発したらどうなるか?という開発から販売までの過程を纏める事になった。

出来る事なら地元産を起用して、近郊の農家などと連携して「地産地消」の新たなアイテム作りを目指す事にした。

また、米だと日本中の何処でも手に入るので、有馬での実験結果がうまく行けば、国内観光地の活性化にも繋がるかも知れないという期待からだ。

まず、有馬温泉では良質の米が栽培されているのか?

答えはノーだが、かつて有馬は良質な米が生産された場所である。
米は朝もやが立つ気候で、朝夕の寒暖の差が激しい所が良いと言われる。
また、山地に作られ、水の流れがある田では良質の米が栽培されるという。

現在でも有馬温泉の周辺では良質の米が生産されており、その中でも有名な品種が山田錦である。

山田錦は有馬温泉の西北部、三木市から吉川町にかけて栽培されていて、酒米なので一番高値で取引される品種である。

「有馬温泉88(米)プロジェクト」では、今年の3月上旬、有馬温泉にある食に関係する各事業所に案内を出し、プロジェクトの説明会を開催した。
そして、東京から「リマ・クッキングスクール」の石井先生を招聘し、玄米や米粉を使った試食会を開催し、玄米ご飯の炊き方や米粉の利用方法などのレッスンを受けた。
そして、各事業所はそれぞれ商品開発を開始したが、途中で疑問点などを石井先生に直接相談できる体制を整え、6月から順次、新商品の販売を開始した。

実験期間は一応6〜7月の2ヶ月間としたが、売れる商品は継続して販売していくし、新商品もどんどん開発していく事にした。

ちなみに「米」という字は「八、十、八」を組み合わせた形に書く、つまり「八十八(88)」。
「八」は末広がりの形から古来縁起がいいとされ、「8」を横にすると「∞ (無限大)」という数学記号になるので、これを組み合わせて花びらの様な形にした。
花びらの一つ一つが米粒を示している。
この有馬88 (米)プロジェクトの永続的な発展を願って採用した。

このマークは、地サイダーブームの先駆けとなった「有馬サイダー」のラベルをデザインした土産物屋「吉高屋」の主人が作ったものだ。

今までの所、今回のプロジェクトで一番インパクトがあったのは米粉を使った炭酸煎餅で、多くのメディアで紹介された。

炭酸煎餅の発祥は約100年前にさかのぼるが、有馬温泉の名物土産として全国的に有名。
今まで炭酸煎餅にクリームを挟んだり、青海苔や胡麻を入れたりした派生商品は販売されてきたが、煎餅の主原料の小麦粉を米粉に変えたのは初めての出来事。
当初、製造業者の「平野屋本舗」では出来るだけ従来の小麦粉に近い米粉を求めたが、焼く過程で大きな壁に突き当たったという。

炭酸煎餅は非常に薄いので、従来のやり方で米粉を使用して焼くと、鉄板の型に引っ付く。それを剥がそうとすると本来の炭酸煎餅の薄くて丸い形状が壊れて、ポテトチップのように不規則な形となってしまう。
この不規則な形のままで、別の煎餅として販売するかどうかを検討したが、平野屋本舗は丸缶に入った従来の炭酸煎餅の形状にこだわり克服した。
ただし、新製品が発売され人気が出ると、直ぐに類似の煎餅が販売される業界なので、どのようにして課題を克服したかをここで述べる事は出来ない。

もう一つ、始めてみて分かった事だが、米飴で甘味を出そうとすると、ある一定量以上の米飴を加えても、それ以上は甘味が増えない。
通常の炭酸煎餅よりも甘味が抑えられているように感じるのは、その事に起因する。
この米粉を使用した炭酸煎餅は、小麦粉アレルギーの方に最適であり、また、上白糖を使用していないので、糖尿病などの方にも良いと思われる。
製造が難しいのとコスト高の為に、通常の炭酸煎餅に比べると約1.5倍の価格設定になっているが、特にご婦人方に人気があり、まとめ買いをする人も多いという。

神戸電鉄の有馬温泉駅近くの高台に「元湯 龍泉閣」という旅館があるが、ここの経営者は未だ若くて、兄弟3夫婦だけで旅館を切り盛りしている。
彼等には、幼い子供達がいるので、子供連れの宿泊客にターゲットを絞って経営している。
例えば、子供用の便器を備えたトイレを作ったり、絵本を1200冊以上集めた図書館を作ったりして、幼い子供連れの家族客に好評。

今回、この米プロジェクトに参加して、自分達の子供にも安心して食べさせられる、玄米や雑穀を使った、“育脳”効果があり栄養価も高いメニューを開発した。

例えば、玄米ポタージュに栄養たっぷりのカボチャを皮まで含めて使用し、甘味は砂糖代りの米飴で、まろやかな味に仕上げた。
八穀米を使用して、子供さんに食べやすいように小さな俵型お結びにしたり、豆乳や黒胡麻などを多用したりして様々なメニューを工夫している。

その結果、お子様二人連れの家族客が子供料理を一人前頼んだ後で、美味しいからと追加注文されるというように、お客様の反応は上々。
ありきたりの冷凍食品を並べた安易なお子様メニューでないことが評価されていると考えられる。

温泉街の中心にある、家族的サービスを提供する旅館「上大坊」では、夕食や朝食に玄米のお粥を選択できるようにしている。
提供する側にとっては炊き加減が難しいようだが、選択されたお客様には好評という。
ビジネス利用の宿泊客にとっては、健康的な食事が受け入れられる好例と言える。

有馬温泉旅館協同組合の理事長が経営する「ねぎや陵楓閣」では、朝食に玄米うどんを全ての宿泊客に付けている。
冷やしうどんとして提供しており、滑らかな食感が好評で、お土産としても要望が多い。
そこで、半茹でにした玄米うどんを冷凍にして出汁を添えて販売。
玄米の食感の良さを活かして成功している。

「金の湯」の向かいにある「ニュールンベルグバー」では、玄米使用メニューとして、家島産の干し海老を使った玄米炒飯を提供している。
しっとりとした歯ごたえがあり、健康的な一品として人気がある。また、トマトスープで煮込んだ玄米リゾットは旨い具合にパスタのアルデンテの食感があり、玄米の上手な使途だと言える。

有馬温泉駅前の「有馬湯山口」では玄米お結びを販売している。
水加減を工夫する事で、比較的軟らかめの玄米お結びに仕上げている。
玄米そのままだとどうしても単調な味になってしまうので、お結びの中に芥子菜の焚いたものを入れる事によって味に変化を持たせている。
購入者は圧倒的に女性客だという。

また、薄切の餅とチーズ、ハムをワッフルのように焼いた「モッフル」や玄米アイスクリーム、五穀米煎餅などの商品も販売している。完全無農薬の合鴨農法で有機栽培したコシヒカリの玄米を微粉末にし、配合した玄米ソフトクリームは、香ばしく好評だという。

「金の湯」前の商店街にある食堂「う越利(うおとし)」では、若女将が玄米ご飯と車麩と玉葱を使った丼を考案した。

積極的に宣伝していないが、玄米に興味ある人や、健康に関心のある常連客からの注文が多いという。

玄米チラシを好むのは圧倒的に中年女性客だと言うのが、有馬工房の1階にある蕎麦屋「全寿庵ごんそば」のご主人。ここでは手打ち蕎麦のつるつる感と、少し固めの玄米チラシの食感がうまくマッチしたメニュー構成となった。

「御所坊」では、玄米トロロ飯をメニューに加えている。

玄米飯のパサパサ感が男性客には好まれないが、トロロイモと組み合わせる事で解決している。
100%玄米ではなく、白米を30%加える事で、麦トトロ飯と同じような食感を出している。
通常、麦トロロ飯を提供している所は、山菜や山のものと組合せて提供しているケースが多いが、「御所坊」では、チリメンジャコを炊いたのや塩焼き魚をほぐしたのといった海のものと組み合わせる事によって新たな食感を生み出している。

また、今回の実験期間には間に合わないが、「御所坊」では、兵庫県北部の香美町に農業法人を持っており、合鴨農法で有機栽培米を生産している。
この地の人達は但馬杜氏として有名だが、この農業法人にも2名の杜氏がスタッフとして在籍している。
現在、ドブロク特区を申請しており、ドブロクを使って山村の民宿の活性化を図ろうと考えている。
順調に行けば、この秋には、収穫した米を使ってドブロクを作る事が出来る。

有馬温泉には、太閤秀吉が有馬から大阪の茶会に取り寄せたという「高塚の清水」と呼ばれる名水がある。
この水を使用して、ドブロクを造り、販売する事が出来るならば、農業振興と有馬の観光振興を目的とした連携が出来ると考えている。
また、ドブロクを造る過程で作る事の出来る甘酒は、自然の優しい甘さで人気がある。この甘酒と丹波大納言の粒餡を組み合わせて、羊羹やゼリーのようなお菓子を作る事が出来るのではないか。

温泉情緒が溢れ、観光客で賑わう湯本坂の中ほどに「豆清」という豆腐屋がある。

ここでは、豆乳に天然にがりを加えて、プリンのようなお菓子を開発した。この豆乳プリンにはカラメルソースとハチミツが掛けられ、玄米をフレークにしたものが乗せられ歯ごたえを出している。
このプリンは土日限定で販売されている。

玄米フレークを使った商品を提供しているのは、有馬温泉駅前にある「きらくや」というショップで、玄米フレークがかかった抹茶パフェや玄米を強めに焙煎した玄米コーヒー、寒天入りアンミツなど、女性経営者の視点に立った商品を開発して販売しており、若い女性客に人気があるという。

米粉を使用したお菓子類は色々と作られているが、「金の湯」の向かいにある「カフェドボウ」という洋菓子屋では、米粉を100%使ったマフィン、ラングドシャ、マドレーヌを作っている。
これらの商品はアレルギー対策として、玉子、牛乳、砂糖を使用していない。米粉の炭酸煎餅と同様に、甘味は玄米の米粉で作った米飴である。
しかし、米粉を使用する事でどうしても生地が硬くなりがちになり、課題は残っているという。
米粉使用というと、どうしてもマクロビオティック的なイメージが付きまとうのか、関東方面からの観光客からの反応は良いが、地元関西の観光客には、主にもの珍しさで購入されている。

また、カフェドボウの階下にある「パンドボウ」では、米粉以外に少量の小麦粉を加えてポッキーやクラッカーを作っている。

これらはビールのアテとしても最適で、男性客からも支持されている。

パン関係では、「イーゲル」という自家製の天然酵母を使用してパンを焼いている所があり、米粉を使用してクロワッサンやハード系のパンを焼いているが、両店とも米粉100%という訳ではない。
パンに対して米粉を使用するのは、なかなか難しいようだ。

また、日本人にとって「旅」は日常になったと言っても、まだまだ、旅は「ハレ」のようで、日頃は食事に気を配っておられる方も「今日は特別」という感じで、食事を楽しまれる方が多いように感じる。
そして、男性にはなかなか玄米の食感が受け入れられないようだ。
反対に、玄米メニューは、中年女性や首都圏の人々に好感を持って受け入れられている。

最近、京阪神間からの日帰りの観光客が増えているが、宿泊客を増加させる為には首都圏からの観光客誘致を図る必要がある。

その為には、今回の米粉を使った料理をPRしていく事は有効であり、有馬温泉のイメージ向上に繋がると考えられる。

現在、有馬町内の14箇所の事業所が本プロジェクトに参画し、お菓子や食事メニューなどを提供している。

色々な観光関連のメディアでの紹介を期待して始めたが、一番反応が早かったのが米穀関係からだった。

米穀店向けの業界紙の取材や農業関係の行政からの問い合わせが多く入った。そして、米に関係する情報が数多く寄せられた。

例えば、米粉を作る際の粉砕機の種類によって米粉の粒子の大きさが違い、用途も異なる事を知った。
小麦粉の代りに米粉を使うという単純な発想で始めて挫折する大きな原因は米粉にあると分かった。
平野屋本舗では、米粉のバラツキで苦労した経緯がある。
しかし、米粉の粉砕に関する知識を得た事で、将来は自分の所で作った米を米粉にして煎餅を焼く事が可能となった。

粒子の粗い米粉は団子に向いているという。
有馬温泉街の中心に温泉寺があり、薬師如来が祀られている。
数ある有馬の寺院の中でも一番シンボリックな寺だ。
宗派は黄檗宗で、本山は京都の宇治にあり、普茶料理と共に茶団子が有名。
一時期、有馬の温泉寺でも茶団子と煎茶を提供していた事がある。

有馬には茶の木が自生しているので、その茶の木と地元産の米粉を使用して、温泉寺の茶団子を復活するのも妙案だと考えている。

また、有馬温泉には、手打ち蕎麦を提供するところが数多くある。
つなぎ粉としての小麦粉の代りに米粉を使う事で、有馬温泉オリジナルの蕎麦が打てないか研究している。
白っぽい更級蕎麦に赤米や黒米の米粉を使用すれば、3色揃った個性のある蕎麦になると考えられる。

今後、これらの知識を活用し、更なる商品開発が可能で、もういくつかインパクトのある米製品が開発されれば、「有馬温泉88(米)プロジェクト」は、大きく飛躍するだろう。
これらの動きが有馬温泉全体を活性化へ導くと考えている。

Monday, February 04, 2008

有馬温泉の販売戦略を構築しなければいけない・・・
「販売戦略より、有馬をどうして行くの?というマスタープラン策定が先ではないか!」という声が聞こえてくるのは、もっともだと思う。しかし一歩を踏み出す為に、結果が出やすく判りやすい方を僕は選んだ。

販売戦略を構築する為に、優秀な先導役やまとめ役を探す必要に迫られた。

そこで色々な伝をたどって人を探した。

最初に相談を掛けた人は、かつて有馬温泉のマスタープランを纏め上げた都市計画のプランナー

「優秀な若い奴を探せ! そして30年は関わってもらえ」だけしか言ってくれない。

そうして次々リレーのように人探しを行った。
選定条件が30年有馬に関わってもらえる若い人。
そして優秀でなければならない。

そして見つけたのが若い二人の都市計画プランナー
既に僕は彼らのやって来た事を知っていた。
その事を30歳前後の彼らがやってきたのか!
という驚きで一杯になった。

その彼らをどう有馬の人たちに紹介すべきか!?考えた。

まず彼らが有馬を気に入るかどうかわからない。また有馬の人に彼らのやって来た事を理解できるかどうかわからない。
そこで「お見合い」を開催した。
有馬の色々な世代。役職の人に集まってもらって、彼らがやって来た事をプレゼンテーションしてもらった。

結果は見合いで言えば「デートしても良い」という結果。

どのようなデートをしようか? 考えた。

ちょうど有馬温泉の一週間滞在プログラムを策定する必要があった為に、まずデートの場所を、このプログラム策定にした。
この彼らの仕事の結果が有馬の人にどう映るか・・・
結果が楽しみだ。

デートは旅館組合の若手と旅館のフロントマンが集まってプランを仕上げていった。
途中経過を報告したが、なかなかよい雰囲気だと思っている。

そろそろ最初のデートの結果が出そうだ。

有馬温泉内では維新の前の混乱や問題があちこちで起こってきた。
変わる時期が来たのかなと思う。

インデアンのモノの見かたは興味深い。
例えば今の資産は先祖から受け継いだものという考え方があるが、インデアンは子孫の預り物。という考え方を持っている。

インデアンは道が二つに別れていると、一族を二つに分けて互いに連絡を取り合って進んでいく。
どちらかの道がダメなら又合流できるように。

インデアンは未知の食べ物に出会った場合、必ず半分の人は食べないという。
安全を確認できてから食べるそうだ。

有馬は今までの流れと違う流れに乗っても良いのでは無いかと思う。
そしてダメだったりすぐに今の流れに戻ったらよい。

どちらかを否定するものではない。改革派と保守派がうまく時代時代に合わせてリーダーシップを取る事が、インデアンと同じように有馬の歴史を今後も刻んでいく事につながると僕は考える。

Wednesday, November 14, 2007

残念ながら現在有馬温泉には、進んでいくコンセプト。まちづくりのマスタープランが定まっていない。
あの震災で分断されてしまった。

遅ればせながら、それを取り戻すと共に新たな変化に対応できるプランを作り、みんなのコンセンサスをとろうと動き出した。

現在、有馬温泉に「まちなみ部会」というマスタープランを推進する活性化委員会の一部会だけが活動を行っている。
この部会は金の湯を中心とする周辺の町並みの景観を守っていくという趣旨の部会だ。
その為に、まちなみ部会の基準を温泉街の周辺の町の小区の自治会に適応しようとして賛同は得にくい。

先日、某旅館で準備日為の会合が開催された。
30数名が参加し、横山あおい氏を招き基調講演を拝聴した。

その中で氏は、有馬温泉全体の人が100パーセント納得出来る事からコンセンサスを取り、それを協定にし、条例化を目指すべきだと話した。

つまり「自然素材の建物のしましょう」と言ったとしても「自分が家を建て替えるのに、指示されるのは嫌だ」という人がいる。
しかし「有馬にパチンコ屋が出来たら良いの? 風俗店が出来たら良いの? ピカピカ光る看板が出来ても良いの?」という事から制定していくべきだと訴えた。

また地域のアイデンティティを確立していく上で、大阪の南の町の例を挙げた。
心斎橋は心斎橋の個性。道頓堀は道頓堀・・・というように個性があるべきだし。心斎橋がアメリカ村の商法を真似てもうまく行かない。

さて参加した有馬の若手にはどう映っただろうか?

時間は無いが来年の春には、一つの方向に向かっていけるようにまとめあげる事が出来ればと良いと考えている。

Monday, November 05, 2007

平成23年をめどに、有馬温泉が大きく変わろうとしている。

大型会員制ホテルが2軒。シルバーマンションが2軒。そのほかあちこちで有馬温泉内の土地の売買が行われている。

自分が買った土地で、何を建てようが、どんな商売をしようが勝手といえば勝手なのだが、今まで有馬温泉に関わってきた人たちにとっては大きな問題になる。

また、山口インターの方向からバイパスが建設され、有馬温泉の中心にある太閤橋交差点の交通量が緩和され、渋滞解消の大きな鍵になると考えられる。

しかしその事により、有馬温泉街の車の流入を促進させるのか!?
それとも制限していくのか!?
バスターミナルを移動すべきなのか!?
そんな選択肢に迫られる事態になる。

その選択肢の中で、我社の中心施設「御所坊」の横を通るバイパス建設にも関係が出てくる。

震災前に議論していた「歩ける温泉街つくりをしよう!」という考え方は、有馬温泉内の道路を一方通行にして、少々遠回りであっても、車に遠慮してもらい、歩行者優先のまちづくりを行おうというものだ。

その為に問題になったのが「果たして一方通行が出来るのか!?」だった。

一方通行にする為の簡単な法則は「一筆書きが出来るのか!?」

御所坊の横にバイパスを付ければ、有馬の温泉街を一方通行にする事は可能なのだ。
逆に、温泉街の道路を車両通行止めにするには、問題点が多く、コンセンサスが得にくいと考える。

「無知」や「無関心」ほど、まちづくりにとって厄介なものはないと僕は思う。
反対意見は反対意見として、一つの考え方で、どちらを選ぶか、それとも第三の案を考えたり、折り合いを見つけていかなければならない。

現在、有馬温泉の観光協会や旅館組合、自治会などが、分譲マンション建設と会員制ホテルの建設計画に異議を唱えている。

何故?反対するのか?

ある人は感情的であったり、けったくそであったりする。
しかし一番の要因は、今まで自分達のまちだと思っていた町に大きな施設が建設され、自分達の生活に変化が起こる事が嫌なのだと思う。

変化はあるものなのか!?
無いものか!?

変化は必要だと思う。そしてそれを阻止する事は、変化するより以上のエネルギーが必要だと僕は思う。

ならば何は変わっても良いが、何をかけてはいけないかという事を、皆がはっきり決めなければいけないと思う。




Friday, September 21, 2007

吉川町営(現在は三木市)の入浴施設「よかたん」に家族風呂があり、人気を集めていた。
その隣の小野市が入浴施設をつくる事になり、家族風呂を造ろうとしたところ、兵庫県からストップが入った。
親子でも、男女一緒に入ってはいけないのか!?
と議論が巻き起こった。

今日、インターネットから、夫婦なら混浴OK! 兵庫県条例改正・・・という記事が載っていた。

是非一度ご覧下さい。

そして家族風呂に入る時は、夫婦である事を証明するものをご持参下さい。

・・・でもどうやって夫婦って証明するのだろうか!?
二人とも免許書を持っているとも限らないし・・・
自主申告だろうか!?
入浴した実績書を残しておかないといけないのだろうか?
又そのような資料が流出したら、個人情報保護法で責められるのだろうか?

Friday, June 22, 2007

キングオブホビーといわれている鉄道模型
有馬玩具博物館では各階ごとに展示内容が異なりますが、3階は金属製のおもちゃを展示しています。
一回はあの北原さんに見ていただきたいというような、ブリキのロボットやアンティークなブリキのおもちゃ
でも一般的に一番人気のあるのが、このメルクリン鉄道のジオラマ
ドイツ人の男性は、必ず一度は遊んだというおもちゃです。
このおもちゃを一生かけて集めた人から譲り受けたものです。
日々ジオラマに手を加えていますので、お越しになる度に少しは違ったシーンを見ていただけると思います。
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